H&Mの上位ラインCOS(コス)がついにオンラインストアをオープン!でも、ぶっちゃけCOSってどうなの?その狙いどころとは?
あまりこのブログでは取り上げないのですが、ファストファッションブランドでも有名所であるH&M(エイチアンドエム)。
その上位ラインであるCOS(コス)の存在をご存知でしょうか?
首都圏にある数店のオンリーショップ(そのブランドだけを扱うショップのこと)でのみ取り扱われるため、一部のファッション好きのみが知る存在となっています。
そんなCOSですが、今年に入り待望のオンラインストアをオープンしました。
https://www.cosstores.com/ja_jpy/index.html
これにより、とうとうオンライン通販でCOSのアイテムを手に入れることが出来るようになりました。
今回はこのCOSってどうなの?というお話。
その狙い所を簡単に解説していきます。
COSの価格帯
COSのアイテムの価格帯は結構幅が広く、特にTシャツなどは安いものだと2500円から高いものだと1万円くらいと、かなりバラバラなのです。
おおよその目安としてシャツやパンツが1万円くらい~と大手セレクトショップのオリジナルアイテム、いわゆる「セレオリ」価格相当だと思って頂ければOKです。
本家H&Mと比べるとかなり高いお値段になり、ユニクロに対するユニクロUのような双子的なラインではなく、明確な上位・高級ラインになります。
クオリティもまたバラバラ。
カットソーなんかはコレ、H&M本体とあまり変わらないんじゃないか?というものもありますし。
一方で、一部ウールを使ったアイテムなんかは、ちょっとそこらへんのセレクトショップオリジナル品では作れなさそうだな…というハイクオリティなものまであります。
COSの実店舗
COSは今年になってオンラインストアがオープンしましたが、それまでは青山、銀座、横浜の3店舗のオンリーショップのみでの取り扱いでした。
(現在は緊急事態宣言に伴い休業中。)
アイテムはほぼ実店舗とオンラインとで共通ですが、実店舗にのみ先行で入るアイテムがあったり、逆にオンラインにはあるけれど実店舗では見られないアイテムがあるなど、完全にリンクはしていません。
在庫も別の扱いのようですね。
ユニクロUのように明確な一斉発売日があるわけではなく、基本的には散発的に入荷がある感じですね。
一度に全てのアイテムを見ることは出来ませんが、新着アイテムをチェックする楽しみがありますね。
ユニクロや無印良品、それから本家H&Mとは異なり、セレクトショップのようにスタッフの方が商品の説明や案内をしてくれます。
まあ別にユニクロや無印良品でもしれくれると言えばしてくれますが、大体の場合が放置プレイですよね(そこが良いのですが)。
とは言え、そんなにマンツーマンで積極的な接客というわけではなく、適度にほおっておいてくれるので。
個人的には丁度いいバランスだと感じますね。
COSのアイテムはシンプルだが…インポート故にサイズ感には要注意
COSのアイテムの特徴は、まずはシンプルである、ということ。
奇をてらったようなデザインはほぼ無く、ほとんどがシンプル過ぎるほどシンプルというアイテムばかり。
シンプルと言うと聞こえは良いですが…。
同時に「特徴がない」、さらに言うと「つまらない」ということに繋がりますからね。
この値段を出すほどではないな…と判断せざるを得ないアイテムも正直たくさんあります。
オンラインストアを見ていても、そのシンプルさ故に、どれが良いのか全く判断付かないというのが難点でしょうか。
またCOSの一番の注意点はサイズ感にあります。
このシンプルな白シャツ良いなあ…と思って手に取るも、現在の日本のカジュアルシーンではちょっと細すぎて使い物にならない、一昔前のタイトフィットなものがあったりします。
まあここまで全体的にゆったりとしたサイジングが流行っているのは、日本独特のトレンドだったりしますからね。
海外スナップなど見ると未だに皆タイトなフィッティングだったりしますし。
またインポート物では仕方ないのですが、手足の長い外国人向けに袖丈なども長めに作られています。
これも現在の日本のトレンドである袖を「あえて」長くしたタイプとは異なるもので、単純に長いんですよね。
だからアイテムによっては、袖を捲(ま)くることを前提とした「開き直り」が必要になります。
そしてCOSのオンラインストアは、サイズで重要な着丈や袖丈の記載が無い!
一応「Mサイズは着丈76cm」「モデルの身長は190cmでサイズMを着用」とかは書いてあるのですが…。
そんなん言われても全く参考にならんし!とツッコミたくなります。
それ以外にもCOSのオンラインショップはかなり分かりづらい仕様なので、ちょっととっつきにくいのが難点…。
現在オンラインストアでの買い物は返品送料が無料なので、試して駄目なら返品…という手もありますが、ここらへんは改善してほしいところですね。
COSの狙いどころとは…?
COSの狙い所は、まずカテゴリーで言うとズバリ、シャツとパンツです。
パンツは、ウール素材のスラックスが充実しています。
パンツでは最近はめっきり見かけなくなってしまった細身のものから、ワイドテーパードなど日本でトレンドの型もあります。
シャツは、ドレスシャツを選ぶと、前述の通りシルエット的に日本のカジュアルシーンではちょっと使いづらいものが多いので、「カジュアル寄りに作られたシャツ」がオススメ。
COSでもカジュアル寄りに作られたシャツはゆったりとしたシルエットで、今のトレンドにおいて違和感がありません。
アウターは袖を誤魔化すのが難しいのですが、シャツなら捲(ま)くることで何とかなったり、捲らなくてもギリギリ何とかなったりするアイテムがあるのです。
カジュアル寄りと言っても、非常に綺麗な色使いを見せるのがCOSのウリでもあります。
雑誌で言うと、メンズファッジのテイストが好きな人は、きっと好みがハマるはずです。
とりあえずパンツとシャツに狙いを絞って見ていくと、キラリと光るハイコストパフォーマンスアイテムが割と簡単に見つかる、かなり注目のラインです。
正直H&Mって質の面では期待出来ないイメージだったのですが、COSはアイテムによっては質の高さに驚かされますよ。
これからも継続的に取り上げたいですね。
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