数年前と情勢が一変!?無地Tシャツが全盛となってしまった今季。そんな今季のプリントTシャツ選びは、無地Tに負けないミニマルさや上品さと、プリントTにしか出せない主張の両立を目指そう!プリントTシャツのノスタルジックな魅力。
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mt3576
どーもナル男です!
先日今季トレンドになっている「ビッグシルエットTシャツ」について書きましたが、今日はビッグシルエットではないTシャツ、それも無地Tシャツではなく、プリントTシャツについて書いていきたいと思います。
ビッグシルエットTシャツについてはこちらへ
無地T全盛時代のプリントTシャツの選び方
もちろんプリントTシャツだって、シルエットとか生地感とかとても大事なんですが、やはりなんと言っても大切なのはどんなプリントがされているか、ですよね?
プリントはイマイチだけどシルエットが良いから買おうとはなかなかならないはずです。
逆はあるんですけどね、プリントは良いけどシルエットが良くないとか生地が良くないっていう・・・。
さてそんなプリントTシャツ。
かつては「無地T=下着だろ?」という時代が確実にありました。
プリントT全盛時代です。
プリントTにあらずんばTシャツにあらず、という時代です。
何故そうなったか?というと、ドメスティックブランドの前身である新興ストリードブランドが雨後の竹の子のように生まれていた時代だったことも1つあるかもしれません。
洋服の中で一番簡単に作れるアイテムがプリントTシャツだったからです。
そのような新興ブランドは、アンビルなど既成のTシャツにオリジナルプリントを施して、セレクトショップの一角に置いてもらい、そこからブランドスタートをはかったりしたわけです。
競うようにグラフィックTやロゴ、キャラクターTシャツが作られ、その結果プリントT全盛時代となりました。
しかし今はそれも翻って、無地Tシャツ全盛時代です。
シルエット重視、生地感重視、プリント以外の要素を突き詰めて、ミニマルを追求したら「プリント要らないよね?」となってしまったわけです。
数年前は無地Tを着ているのは「お洒落な人か、お洒落に全く興味のない人が下着として」という二極でしかなく、無地Tをうまく着こなせるだけでお洒落な感じがしたんですけどね。
プリントTは子供っぽいと一刀両断にする人もいるような時代になってしまったわけですが、皆が無地T!無地T!となるとプリントTを欲しがる人も出るでしょう。
別にすべてのTシャツを無地にする必要も無いわけですしね。
ではどういうふうにプリントTシャツを選べば良いのでしょうか?
まずはTシャツに強いブランド、を知っておく
さきほどの説明からすると「プリントで選べばいいんだよね?」という話になるはずなのですが、逆にまずは「Tシャツの生地やシルエットがしっかりしているブランド」、つまりTシャツに強いブランド、を知っておき、そのブランドの中から好きなプリントを選ぶ、という手法があります。
このブログでも何度も何度も登場していて、読者の方もまたかよ!と言っていそうなLAD MUSICIANなどは毎年出来の良いTシャツを供給してくれるブランド。
年々進化する自社開発の生地を使用しており、シルエットや首元などTシャツの重要な要素も毎年アップデートしてくれるというこだわりよう。
だから「このプリント良いな」と思ったらさくっと買えてしまう安心感があるんです。
(いや本当にね、Tシャツで7000円超えてくるとか、あまり洋服好きではない人に言ったら「えっ?Tシャツで!?」って驚かれるような金額じゃないですか?
そのくらい出しても、本当にしょうもないクオリティの生地とか使っていたりするところもあるものなんですよ・・・。確かに金額は高いかもしれませんが、相場からいくとむしろかなり値段の裏付けのあるTシャツを出してくれているブランドだと思っています。)
このブランドとTシャツの良さを知っているナル男は、このブランドからまずはプリントTシャツに目星を付けることで、毎年Tシャツ難民にならずに済んでいるのです。
ブランド名的にいかにもロッカーなTシャツばかりと思うかもしれませんが、意外とポップで着こなしやすいプリントもあるものです。
スクエアプリント
今季のオススメ(前に紹介したビッグシルエット以外で)は次のモノになります。
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2116803&color=21
(こちらはクルーネックのビッグシルエット版もあります、これは通常サイズのラウンドネック版)
着こなしやすいTシャツの種類として、まず覚えておきたいものとしてはスクエアプリントがあります。
Tシャツの中央~全体に四角いプリントが載っているとそれだけでサマになるんです。
出典 http://attachment-fukuoka.com/blog/2014/02/page/2/
各ブランド1枚はこのスクエアプリントを出していたりします。
スクエアの大きさや、そのスクエアの中に何を描くか?等々各ブランドによって様々ですが、安定感のあるデザインなのでしょう。
これはそのスクエアプリントをギリギリまで拡大させたようなカタチ。
ボディと袖のカラーが違うTシャツがたまにありますが、そこまで行かないという。
黒×白、あるいは黒×グレーを選ぶと、プリントTながらシックにまとまりますよ。
黒いTシャツが着たいけど、すべて真っ黒になってしまうとバランスが取りづらいという人にもオススメ。
これが同ブランドでは今季一番着こなしやすいかなと思います。
無地Tにはない、プリントTにしか出せない主張もきちんとありますしね。
OCEAN TOKYOの三科さんも着ていますね。
グリグリ強め外国人風パーマセット! OCEAN TOKYO harajuku代表取締役 三科光平
カメラアングル変えてみた!王道バブルマッシュ!OCEAN TOKYO harajuku代表取締役 三科光平
まあロゴがね、好み分かれそうですが。
Tシャツのキモ、重要要素たるネック部分にまでプリントが及び、バイカラーっぽくになっているのが良いんですよね。
これによりネック部分により注目が集まります。
個人的にネック部分がこうなっているとかなり好きです。
無地Tシャツ全盛時代ですから、プリントTシャツであってもミニマルなデザインの物が着やすいと思います。
プリントTシャツだからといってウケ狙いに走らず、上品にまとめたいですね。
毎年LAD MUSICIANはギターブランドフェンダーとコラボしているのですが、今年もギターアイコンのモノが無いのが残念ですね。
キャラクターのようにも見えるけれど、上品さを失わないアイコンのバランスがとても好きなのですが・・・。
この年はこのデザインを複数買いましたね。Uネックの深い感じがこの時代って感じがします。(と言ってもたった数年前なんですよね、本当にトレンドの変化とは激しいものです)
LAD MUSICIANといえば、グラフィックフォトTがずーっと得意とするところで
今季で言うとこれなどがオススメですね。。
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2316805&color=30
ただしこちらはUネックで、ラウンドネックよりも深めの首元なのに注意が必要です。
(クルーネックのビッグシルエット版もあります)
基本的にスクエアプリントは、シンプルな物を選ぶとまず失敗がなく、年齢に関係なく着れるので、オススメです。
出典 http://shop.naissance-tokyo.com/?pid=96149912
無地Tの延長線上にあるモノ・・・ペイントTシャツ
無地T全盛期にあって、やはり本当にまっさらな無地Tシャツは恥ずかしさがある・・・からなのか?
そこそこトレンドなのが、無地Tにペイントを施したようなデザインです。
出典 http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=11103
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2116801&color=25
これらの特徴は、無地Tの延長線上にあるため、インナー使いした時にも無地Tと同じようにアウターにしっくり調和することです。
秋まで見据えるのでしたら、このように無地Tと互換性のあるデザインを選ぶと良いと思います。
ただ逆に?と言っては語弊があるかもしれないのですが、1枚で着るにはちょっと抵抗があるような全面柄プリントTシャツなどは、インナーにするとしっくりきたりします。
出典 http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=10967
インナーにすると全面的には柄が見えなくなるので、程よく中和されるんですよね。
なかなかもうすぐ夏に向かっていくというこの時期秋まで見据えるのは難しいかもしれませんが、覚えておきたいところです(これは自戒もこめています笑)。
出典 http://www.area-website.com/products/detail15036.html
本当は、KAZUYUKI KUMAGAIのスプレーダイTシャツも無地Tシャツ代わりにインナーとしてオススメなTシャツなのですが、上記のようなシンプルな全面柄の物は正規ラインでは出ず・・・。
伊勢丹で限定発売されていた物はいい感じだったのですが数日でサイズ欠けしてしまいました。
STUDIOUS別注も何か違う・・・。
今秋復活するっぽいので、それを楽しみにしています。
最もシンプルなはずの「ロゴT」だが・・・?
プリントTシャツの中で最もシンプル・ミニマルなものがロゴTシャツ。
もちろんロゴの大小などで決まってくるのですが。
ロゴが小さければ「ほぼ無地Tシャツだけど、無地Tシャツとは違い『下着ではない』と明確に表明出来る」というメリットがありました。
出典 http://www.diverse-web.com/products/detail19424.html
どうしても「下着に見えないかな?」という気恥ずかしさのある無地T。
(また無地Tの記事を書きたいと思っているのですが、この下着っぽさが無地Tの良さでもあるような気が最近はしているんですけどね)
これに対して、「下着じゃないよ」と明確に表明出来るプリントTシャツ。
気恥ずかしさ無く着ることが出来るのですが・・・。
http://www.selectsquare.com/shop/beautyandyouth/goods/2779786
http://www.selectsquare.com/shop/beautyandyouth/goods/2779786
現在はよほどロゴに凝っているか、徹底的にミニマルに見える物でない限りわざわざ買う必要はないかなと思っています。
それなら無地Tシャツの方が、今は時流に乗れるのではないか?と思うのですが、やはり無地T独特の「気恥ずかしさ」が無いというのは1つのメリットにはなります。
marka -マーカ- / PRINT TEE PEACE (WHITE)
ナル男の懐古厨Tシャツ編
今季とか関係なく、懐かしいアイテムを紹介して、勝手に懐かしがるコーナー、続くかは未定です。 中には中学時代に出会ったブランドもあったりして本当に懐かしい・・・。
NハリのカレッジロゴTシャツ
http://item.rakuten.co.jp/yamakawabussan/10011200/
Nハリウッドの07-08AW「THE GAME」期のモノ。
このシーズンは架空の2つの大学がフットボールで対抗戦を行っており、そこに通う学生達のカレッジアイテムをイメージしていました。 (http://203.183.218.180/collection/07aw/)
このシーズンはカレッジロゴTシャツやスエットが量産され、自分の気に入った柄が選べて楽しかったですね。
あれもこれもとどんどん欲しくなるシーズンで、プレミアが付いていたアイテムも。
未だにオークションで取引されるアイテムです。
普遍的なデザインと言えるこのカレッジテイストとカレッジロゴ。
未だに「良いの無いかな?」と探してしまうデザインです。
今はなきブランド「インパクティスケリー」のリンゴTシャツ
今年閉店してしまった「ナイチチ」のオリジナルブランドで、数年前メンズノンノで大々的に取り扱われ人気を博した「インパクティスケリー」。
ブランドを象徴するアイテムがリンゴTシャツ。
古着っぽいデザインながら、古着には絶対にない現代的仕様も取り入れられていたりして、当時大流行だったモード系ドメスティックブランドとは一線を画していました。
まあ僕もその流行期には結構買いましたが、それから数年パタリと何も買っていなかったし、気にもしていなかったので「惜しい」などと言う資格は無いんですが。
ただ、やっぱり洋服は選択肢がいっぱいあったほうが楽しいわけで、ナイチチ・インパクティスケリーは確実に選択肢を増やしてくれていたので、やっぱり惜しいですね。
NハリハンバーガーTシャツ
出典 http://wear.jp/item/155573/
NハリウッドのハンバーガーTシャツ。
こちらも復刻されるほど人気でした。
僕がこれを知ったのは、復刻版の方ですね。
当時はぴっちぴちで着るのがトレンドで・・・。
いやーシルエットバランスも時を経てどんどん変わっていくものです。
懐かしのキャラクターTシャツ「ムーミン」
Tシャツではないのですがキャラクタープリントモノとして思い出すのがこちら。
Rebirthは、シースウェイやWHIZといったブランドと同系列で一時期人気を博したストリートブランド(現在はNADA)。
そんなリバースが出していたムーミンコラボシリーズ。
出典 https://static-mercari-jp.akamaized.net/photos/m638332355_1.jpg?1423845610
ムーミンとフローレンス、ムーミンパパとムーミンママなど、一目でムーミンのキャラクターとわかるのに、シンプルにデフォルメされたプリントと、徹底したダメージ加工で従来のキャラクターモノとは一線を画し、ファッションとしてきちんと成立させていたアイテムです。
今見ても傑作。
まあもう二度と出ないでしょうし、今更オークションやメルカリなどで手に入れる気もないのですが、このキャラクターモチーフモノとして類を見ない完成度は、何かに受け継がれて欲しいのですが・・・。
プリントTシャツって、数年後思い出すと「あんなの着てたな~」っていう思い出になるというか、そういうノスタルジックなモノなのかもしれませんね・・・。
無地Tだとそれって無いんじゃないかな?
数年後今年を思い出すとしたらそこにあるTシャツはどんなものでしょうか?
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無地TシャツやビッグシルエットTシャツ、ボーダーTシャツについては下記をご覧いただければと思います。