「西川ダウン」…ナノ・ユニバースが送り出すハイコストパフォーマンス・ダウンジャケットを全モデル徹底解説。「G2」や新型「カグラ」そして「Arctic Jacket」が登場!今季のオススメは…?今最も安く西川ダウンを手に入れる方法は…?
予期せぬ寒さに見舞われている日本列島。
アウターを前倒しで紹介していこうと思っていますが、まずはハイコストパフォーマンスダウンジャケットの代表格、ナノ・ユニバース「西川ダウン」を今季も紹介していきたいと思います。
継続の定番モデルとなった「G2」、初登場の昨年からのモデルチェンジが果たされた「カグラ」、今直ぐ使えるベストタイプ、また今年初登場のアーキテックパーカーはどうなの?という話までしていきたいと思います。
https://store.nanouniverse.jp/jp/m/gM20171006-mens17awcatalog
ナノ・ユニバース「西川ダウン」とは?
西川ダウンは、2012年秋冬シーズンから始まった、セレクトショップ「ナノ・ユニバース」と、羽毛布団で有名な「東京西川」による「リーズナブルで最高のダウンジャケットを作ろう」というコンセプトで始まり、年々注目度を上げているコラボレーション企画です。
東京西川が羽毛を提供し、ナノ・ユニバースがデザイン・制作・販売を担当。
初年度から注目を集め、年々完成度を増し、2015年に現在の主力定番モデルと言える「G2」が登場。
様々なバリエーションを増やしながら、リーズナブルダウンジャケットで最も人気となった西川ダウン。
主力モデルG2とダウンベストなどのみ先行で発売されていたのですが、今週半ば、遂に全モデルが出揃いました(当初は11月と聞いていたんですが、早まったのかな?)。
それでは一気に全モデル別、今年の西川ダウンどうなの?という話を進めていきましょう。
今年も健在!西川ダウンの主力モデル「G2」
2012年秋冬シーズンから始まったナノユニバースと東京西川のコラボレーション、「西川ダウン」が始まってからかれこれ6シーズンほど経ちました。
その初年度から私は西川ダウンを見てきたわけですが、実はこの西川ダウン、東京西川のダウンを使用する、ということ自体は継続しているのですが、モデル自体は毎年微妙に変化し続けていました。
ナノユニバースらしいショート丈でスタイリッシュなアイテムを主軸とする、ということは変わっていないものの、なかなか安定したコレ!というモデルが続かない中で、2015年に登場したのが「G2」です。
西川ダウン「G2」は、オーソドックスなショートタイプのダウンジャケットで、ダウンパックが大きく、ふっくらとした西川ダウンの「ダウンの質の良さ」を感じることが出来るアイテムです。
西川ダウンに使われているダウンは、その名の通り、東京西川が提供しているわけですが、
東京西川独自の「フレッシュアップ」という技術を使い、羽毛本来のダウンパワー(羽毛の「膨らみ」のこと、これが高いと同じ重さでも体積が増え、より空気をたくさん含み、保温性がアップする)を引き出したダウンを使用しています。
今年も昨年に引き続き、良質なダウンの産地であるポーランド産の物がフレッシュアップされた上で使われています。
「G2」の良さは、何と言っても羽織った時のダウンに包まれる体感の良さと、軽さを感じることが出来る点ですね。
このふっくら感がありながら軽いという点では、西川ダウンG2は高級ダウンに引けを取りません。
「良いダウンジャケット」をこの値段で体感出来るのが何よりのウリでは無いでしょうか。
ある意味ダウンジャケットらしいダウンジャケットであるために、デザイン面で大味なものにならないように、細かいディテール面も気を配られています。
あまりにゴチャゴチャし過ぎない範囲で、レザーパーツだったり、ミリタリーディテールなどを加えて、安っぽくならないように「ある程度」情報量を確保しています。
この「ある程度」というのが大切で、ここでディテールを盛り過ぎると、「オーソドックスなダウンジャケット」の文脈から外れてしまうし、かと言ってディテールがなにも無ければ、そのオーソドックスさ故に大味過ぎるテイストになってしまうのです。
特にフード周りに関してはコンパクトによくまとまっていると思います。
G2のキモはディテールにあると思いますね。
もちろん、これは西川ダウンを紹介する度に言っていることなんですが、
西川ダウンが最高のダウンジャケットである、
などと言いたいわけではありません。
やっぱり水沢ダウンなどの10万円を超えてくる高級ダウンには敵わないな、というところは多々あります。
ただ、最初に羽織ったときのこの体感の良さと軽さは、高級ダウンに引けを取らないものがありますし、ダウンジャケットというカテゴリーは、これ以上安い価格帯のブランドだったり、ファストファッションがかなり弱いところでもあります。
「ダウンジャケットを買うなら、これくらいのクオリティとデザインは欲しいよね」
という、ある意味わがままな基準を満たしているものとしてまずは西川ダウンを毎年オススメしています。
良いダウンジャケットがあると、数年は寒さへの恐怖を持たなくて済みますし、ワードローブが安定します。
他のアウターはデザインを重視した物を買えたりと、本当に欲しい物を選べるわけです。
急に寒くなった時に、どうしよう…着るものがない!となってしまうと、結局は1シーズン限りの(あるいは1シーズンもたない)つまらないアウターを買ってしまうことになります。
そういった意味で、ワードローブに安定をもたらしてくれるのがダウンジャケットなんですね。
だから、数年は使える良い物、というはっきりした基準を持って紹介したいんですね。
nano・universe 西川ダウン G2ジャケット 品番9999171110943
今年の西川ダウン・G2新カラーは?
今年のG2は、例年通りブラック、ネイビーの定番カラーに加えて、「シーズンカラー(その年限定のカラー)」としてベージュ、そして今までネット通販限定などで出ていたカモフラージュ柄(カモ)が出ています。
新カラーのベージュは、楽しみにしていたんですが、柔らかい色味過ぎて、ちょっとレディースっぽくなってしまうかも…。
着こなしに工夫が要求されるかもしれません。
正直昨年のブラウン寄りと言えるようなベージュの方が、メンズは使いやすかったですね。
もう1つ新カラー、カモ。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110943_r1314
今までZOZOTOWN限定などで出ていた人気カラーが、今年は正式にリリースされました。
「カモのダウンジャケット」は、ストリートの象徴的なアイテム。
こちらは男らしさもありますし、なかなか出来の良いアイテムだと思いますね。
新カラーなら、こちらが断然オススメです。
暗めのカモなので、そこまで難易度は高くないのです。
G2はオーソドックス過ぎるくらいにオーソドックスなダウンジャケットなので、オシャレに見せるなら柄か色が必要かもしれないですね。
ちなみにこのカモG2、ベージュを含む他カラーのG2とは生地の素材から違います。
他のカラーは、ナイロン100%の非常に柔らかい軽さを感じる生地を使用しているのに対して、このカモはポリエステル100%のハリ感を感じる生地を使用しています。
おそらくナイロンの柔らかい素材のままではカモ柄が載らないのでしょうね。
そのため多少シルエットなどもシャープに感じますし、着心地も変わってきます。
個人的にはこのハリ感のある生地良いですね。
着心地が良いのは柔らかい方なのですが。
まあここらへんは好みでしょう。
カモ柄といえば、昨年末に復刻版としてリリースされた西川ダウンリモンタコンビジャケットが印象的でした。
表地にドーンとカモもインパクトがあるのですが、インナーにレイヤードされたようなこのコンビジャケットは理想的なカモの使い方でしたね。
これ今年もスポットアイテム(シーズン当初に発表されるコレクションなどには無いが、シーズン途中で投入されるアイテムのこと)でやらないかなあ?
参考 2016年発売 西川ダウンリモンタコンビジャケット
出典 http://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999161111280_r1110
出典 http://wear.jp/honshastaff11/2428858/
出来るだけ長くダウンジャケットを使いたいという場合、やはりオススメは、ブラックかネイビーでしょうね。
年末に投入されたメモリーG2は要注目!
12月になって西川ダウンから投入された「メモリーG2」。
その名の由来となっている「メモリーツイル」と呼ばれるハリ感の強い生地は、シルエットをクッキリとシャープに見せてくれます。
西川ダウンG2を購入しようという場合は、必ずチェックしてほしいですね。
ダウンジャケットは長く着れるからこそ…
私も2年前の西川ダウン・G2モデルを未だ持っていますが、相変わらず着たときの体感の良さと軽さには安心感を覚えますね。
2シーズン着用も、羽根抜けやダウンの偏りなどは見られない
私は西川ダウンじゃないですけど、同じダウンベストをかれこれ7年とか使っています。
表地がポリエステルとかナイロンなら、たまにアルコールテッシュとかで襟元などの汚れを拭き取ってあげて、きちんとシーズン終了後にクリーニングに出せば本当に長い期間使うことが出来てしまうんですね。
あまりに安いダウンは、クリーニングも上手く行かず、結局1シーズンで駄目になってしまったりといった問題がよく報告されるので、そういう意味でもダウンはある程度良いものを買ったほうが絶対に良いのです。
西川ダウン・ウールG2にはストライプ柄が登場!
昨年から登場した前述の西川ダウンG2の「ウール版」。
nano・universe 西川ダウン ウールG2ジャケット
実は初代西川ダウンジャケットは、ウールオンリーでした。
だからポリエステルとかナイロンのG2の方が、西川ダウン的には新しいんです。
そして…、まあ今より価格がかなり安かったこともありますが、そのウールの質が、当時はあんまり良くなかったんですね。
店頭段階で羽毛が付着してしまっていたりとか、そんな感じでした。
今はウールの質がかなり改善されて良くなって、きちんと大人っぽさを演出してくれる選択肢としてウール版も定番になりましたね。
もっとも、ウールダウンジャケットはやはりナイロンやポリエステルのダウンジャケットとは違って、ウールコートに準ずる手入れを必要とします。
着用後にブラッシングが必要になるのはもちろん、虫食いにも気を使わなくてはなりません。
ナル男オススメの洋服ブラシは静電気を除去出来るKENTです、せっかくブラッシングしても静電気が発生すればホコリは落とせず生地を痛めてしまうのです
KENT 静電除去服ブラシ ミディアムサイズ KNC-3422
あとは、着用後に、最悪そこらへんに放り投げてしまってもどうにかなるダウンジャケットの「気軽さ」が無くなってしまうのは難点ではありますね。
ナイロン・ポリのダウンとウールのダウンではユーティリティ的には前者が上です。
もっとも、ダウンジャケットに何を求めるかは人それぞれ。
特にウール版にしか無いチャコールなどは魅力的ですね。
またどうしてもショートタイプのダウンジャケットって、若々しさが出やすい、もっと言うと子供っぽくなりがちなアイテムですからね。
落ち着きが欲しいという人は、ナイロン・ポリダウンのユーティリティ性と天秤にかけてみてください。
今年このウール版の新しいバリエーションとして、「ストライプ」が登場しました。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110944_r1314
ただこちらは、ハッキリとしたストライプではなく、かなり抑えめです。
nano・universe 西川ダウン ウールG2ジャケット
来年あたり、ライトグレーなど明るめの色をウールに投入しても面白いと思いますね。
ライトグレーのウールダウンってめちゃくちゃ大人っぽくて使えるんですよね。
西川ダウンでも初年度とかはあったんですけどね。
nano・universe 西川ダウン ウールG2ジャケット 品番 9999171110944
昨年からモデルチェンジの新型「カグラ」、西川ダウンの新しいカタチ
昨年から登場した西川ダウンでも細身タイプのモデルが「カグラ」です。
参考 2016AWモデルの西川ダウン・カグラ
出典 http://store.nanouniverse.jp/feature/16aw_tokyo_nishikawa_down/index.html
西川ダウン・G2とはダウンパック・キルトの大きさから異なり、細かいダウンパック・キルトにすることでボリュームを大幅に減らしています。
G2の、ダウンに包まれるような体感の良さは減ってしまいますが、その分スタイリッシュに着ることが出来るのがカグラの魅力です。
どうしてもG2のようなボリューム感のある、ある意味ではダウンジャケットらしいダウンジャケットは似合わない、と抵抗がある方も結構いるものです。
このカグラはダウンジャケットではありますが、普通のブルゾンと同じ感覚で着れるので、一度試して欲しいですね。
今年はディテール面でかなり変わっています。
まずは公式でもアナウンスされていたとおり、バック(背面部)のスソがラウンドの形になり、やや前より後ろのほうが長いというバランスの良いシルエットに。
さらに注目したいのが袖(ソデ)が昨年のスナップボタン仕様から、今年はリブ仕様になったこと!
nano・universe 西川ダウン ウールカグラジャケット
※これは分かりやすく袖をまくった状態、着用時は隠れます
これによってグッとフィット感が上がっています。
G2には無いですからねこれ。
G2は、西川ダウンの顔であり、西川ダウンはナノ・ユニバースの顔になってしまった現在、下手に変えることが出来なくなっているのでしょう。
その点カグラのような新モデルはディテールをどんどん変えてきます。
この変更はかなりgood!ですね。
そして今年大きく変わったもう一点のポイントが、生地です。
今年はナイロン60%、ポリエステル40%の生地になったのですが、表面がマットかつムラ感のある生地に生まれ変わりました。
これは画像では絶対に伝わらないと思うのですが、単なるマットでもなく、少し凹凸感すら感じさせるようなムラ感のあるマット。
オススメはネイビー。
色と生地の質感が一番マッチしていますね。
サイズなのですが、やはり去年と同様に1サイズアップを試みることをオススメします。
もちろんタイトめに作られたダウンジャケットなので、「タトラス」のように、限りなくタイトめに着ても良いのですが、このタイト感が少し古臭いのも事実。
参考 タトラス
まあ西川ダウン・カグラはここまでタイトではないんですが。
通常ダウンジャケットの1サイズアップはボリューミーになってしまうため禁忌ですが、このアイテムは1サイズ上げてもジャストサイズで着られると思います。
丈も長くなりますし、今っぽいバランスになるかと思います。
ただしこれはあくまで「カグラをダウンジャケットとして着る」と解釈した場合。
「ブルゾンの延長」として考えるなら、タイトに着てもいいでしょう。
ディテールの変化により、カグラがダウンジャケットらしい形に近付いたので、今年はそれもしやすくなったように感じます。
G2には出来ない進化を、カグラはしていくのでしょうか。
G2に比べれば、どうしても防寒性は劣りますが、スタイリッシュさはこちらのほうが上。
ディテール面でもパワーアップしているので、ぜひ着比べてみてほしいですね。
nano・universe 西川ダウン カグラジャケット 品番 9999171110945
新色の「ライトベージュ」は、G2のベージュとは異なり、ブラウン味がほとんど無い、くすんだオフホワイトといった色味ですね。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110945_r1314
こちらはマットとムラ感のある素材感によって、 そこまで悪くないですね。
「白のダウン」はまあ難しいものですが、王子様感は軽減されているかな。
ただやっぱり飽きてしまわないかという懸念はありますね。
オススメはやはり生地感が活きているネイビーです。
また昨年はちょっと特殊な形と売られ方をしていたカグラのウールバージョン。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110946_r1314
今回は正式にラインナップされました。
ディテールなどは、ポリエステル・ナイロン版とそのままです。
nano・universe 西川ダウン ウールカグラジャケット
ウールだとよりナチュラルに、モード感を抑えて着ることが出来ると思います。
なお、ウール版はG2のウールとは少しだけ異なり、毛足がやや短い物が使われているとのこと。
これにより毛羽立ちもしにくいそうです。
nano・universe 西川ダウン ウールG2ジャケット 品番 9999171110944
今年の西川ダウンベストはカグラタイプ
昨年までは、主力モデル「G2」に準じた「G4」タイプとして発売されていた西川ダウンのダウンベスト。
G2の弱点である、ダウンジャケットらしいダウンジャケットがゆえのアームの太さをベストタイプ故に払拭できる好モデルでした。
今季からは上述の「カグラ」タイプに一新されました。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110950_r1314
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110951_r1314
まあここらへんはあれですよね、G4を持っている人には今年はカグラどうですか?っていうのもあると思います。
カグラタイプは、ジャケット同様ボリューム感が抑えられているので、より早い時期から取り入れられますよね。
まだ暑さの残る秋口は「シャツをアウターとして着る」ということを提案していますが、その延長線上でダウンベストを羽織ることによって、秋が深まってもシャツアウターのコーディネートを楽しむことが出来ます。
ダウンベストの効用は散々説明してきたところではありますが、1つあると本当に長く使えますから。
私は同じダウンベストをもう7年(自分でもビックリ)使っています。
最近は冬が前倒しされたかのように夜が寒いので、部屋の中でもダウンベスト着てブログ書いてますよ。
今は寒いですけど、また秋が戻ってくると思うんですけどね。
ちなみにG2ダウンジャケットは、売り切れてもほぼ必ず再販されると思いますが、ベストは例年再販されません。
その点はご注意を。
生地感等はほぼダウンジャケット版と同じです。
nano・universe 西川ダウン カグラベスト 品番 9999171110950
nano・universe 西川ダウン ウールカグラベスト 品番 9999171110951
ビジネス兼用シングルコートはウール一択?
昨年に引き続き、ビジネス兼用のシングルコートが今年も登場していますが、正直このポリエステルのタイプは、西川ダウンでなくとも…という気がしていますね。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110947_r1314
スーツの上から着る際のカバー力も弱く、これは微妙に難しいアイテムですね。
かと言って、西川ダウンシリーズでは、昨年あったステンカラーコートタイプが今年は無いので、他にビジネスでも着れるモノ、が無かったりするんですが…。
うーんこの手のコートは、他のセレクトショップにもありますからね。
値段的にもルックス的にも、やや中途半端な印象を受けるんですよ。
どうしてもこのタイプなら、今年初登場のウールタイプのグレンチェック一択かなと思いますね。
https://store.nanouniverse.jp/jp/g/g9999171110948_r1314
出典 http://wear.jp/abeno_staff/11096068/
ウールリッチなどのN3Bを思わせる西川ダウンの新型「Arctic Jacket」、隠れた今年一番の名作!?
現在の10万円超え高級ダウンジャケット市場は、水沢ダウン、カナダグース、ウールリッチ、モンクレールなどが人気です。
大きく分けるとするなら、水沢やモンクレールなどのいわゆるダウンジャケットらしいダウンジャケット型と、ウールリッチなどのN3B型ですね。
(ウールリッチ) WOOLRICH ARCTIC PARKA アークティックパーカ
そんなN3B、アーキテックパーカ型のモデルが西川ダウンから登場!
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
カナダグースにも、似たようなモデルがありますが、どちらかと言うと意識しているのはウールリッチでしょうね。
ただ生地は別注で無い限りいわゆる「ロクヨン」(コットン60%、ナイロン40%で構成されたアウトドアの定番生地)のウールリッチとは全く異なり、ポリエステル100%の高密度に織り上げられたツイル生地でキレイめ感のある素材が使用されています。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
私はウールリッチも持ってますが、流石に前立など細かい作りではウールリッチの方が上、と言いたいのですが、これも負けていないというか、かなり良く出来ています。
満足感ならそう負けないんじゃないかな?
使っているダウンの質も良いですしね。
何と言ってもコヨーテのファーがしっかりしている。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
これね、サンプル段階では良いものを使っているのに、実物はあれれ?ってなっている物も少なくないんですよ。
アーキテックパーカのように、ヒップが隠れるくらいの長さのアウターは、バランス的に視線を上に上に持ち上げてくれるフード+ファーの存在が上手く機能しています。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
水沢ダウンのロング丈などもネック周りが非常に高いおかげで上手くバランスが取れています。
それくらいここらへんのディテールは大事なのです。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
もちろんその他、リブなどのディテールも問題なし。
ウエストポケットにサイドから手を突っ込めるようになっているディテールは、かなり嬉しくなるところ。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket
出来れば、かなり価格差はありますが、かなり年数使うことになるアイテムだと思うの
で、後悔が無いようにウールリッチと比べて、納得してから購入して欲しいところですけどね。
その際に比較対象としては、ロクヨン素材でややアウトドア感のある素材である通常ラインの物より、コットン100でキレイめ感のあるジャーナルスタンダード別注の物が良いと思いますね。
WOOLRICH×JS / ウールリッチ : ARCTIC PARKA 100% cotton
ウールリッチはXSサイズ=日本の一般的Sサイズくらい、なので注意が必要です。
使われているダウン量や、丈の長さ、各種機能的に西川ダウンでも最強の温かさがある点も注目ですね。
西川ダウンの中では群を抜いて高価なアイテムではありますが、需要に対してタマ数も少なく、おそらくこれが最も早く完売するはずです。
特にカーキはかなり人気のようで実店舗ですら既にサイズ欠けしちゃってますね。
(ネット予約分は完売でした。)
個人的にはコレが西川ダウンで今年一番の当たりになるんだろうな、と思っているアイテム。
実は昨年も、G2やカグラなどの影に隠れて「NANO・UNIVERSE LIBRARY(ナノユニバース・ライブリー)」というナノユニバースの大人向けラインでひっそりと取り扱われていたステンカラーコート型の西川ダウンがかなり良い出来だったんですよね。
参考 2016ナノユニバースライブラリー ステンカラーコート型西川ダウン
ナノ・ユニバース(nano・universe) 西川ダウンナイロンステンカラー
スーツの上からも羽織れる、ユーティリティなダウンコートでした。
西川ダウンは1つの完成形である「G2」が出来てから、G2がまあ売れに売れるので、逆に「カタチを根本からは変えづらい」という弱点があります。
東京西川が提供する高品質ダウンを使った、出来の良い派生モデル。
これが、これから息の長いシリーズとなっていく上で不可欠でしょう。
(それがあることで、G2のオーソドックスな良さも見えてくるからです。)
というかこのアーキテックパーカ、値段も質も、ちょっと西川ダウンの他のシリーズとはランクが違う、という感じなんですよね。
「高級版」西川ダウンの実験的なアイテムと言えるかもしれません。
一昨年にも同じようなアイテムが出て人気だったのですが、もしかしたら今年の人気ぶりから定番化するかもしれませんね。
nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket 品番 9999171110949
今年の注目はこの2モデル!今最も安く西川ダウンを手に入れる方法
やはり西川ダウンと言えば、の主力モデルG2が安定感ありますが、今年は新型カグラとアーキテックジャケットは出来が良いですし、「G2の次のモデルを」と力が入っているのが伝わってくるアイテムなので、注目してほしいなと思いますね。
https://store.nanouniverse.jp/jp/m/gM20171006-mens17awcatalog
特にアーキテックジャケットは、まさに今流行りの形。
これを西川ダウン使用で出してくるあたり、かなりニクいですね。
西川ダウンは、人気商品なのでなかなか正規のセールに掛かるっていうことは少ないアイテムです。
2月とかでも定価で売っていたりするので。
だから25%ポイントバックのある楽天スーパーDEALなどを利用するのが、西川ダウンを最も安く手に入れる方法と言えるでしょう。
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