遂に天然皮革、本革復活!adidasスタンスミス・LUX(ラックス)、これは例外?それとも継続?おかえりスタンスミス、と言って良いのか…?とにかくこの良モデルは要チェック!
忘れもしない、ちょうど2年前の今頃…。
adidasは、サスティナブルレザーの名の下に、スタンスミスの全面合皮化を発表しました。
そう、本革のスタンスミスとは、一旦お別れ…そのはずだったのです。
当初は一部例外的に本革も出すのでは?と思われたのですが、adidasは結構頑固でした。
1年半ほど、別注モデルなど含めてほとんど例外を許さなかったのです。
高級版スタンスミス・RECON(リコン)も出なかったですし。
ただし、昨秋唯一2万円を超えるモデルで例外的に本革のスタンスミスを復活。
しかし値段が高過ぎるためか、ほとんどスルーされていましたね。
本革スタンスミス復活!という感じではありませんでした。
正直ね、合皮のスタンスミスって本当、そんなに悪くないので。
「2万円超えの本革スタンスミス、だけど見た目は至って普通」だと、勝負にならなかったんですよ。
さて、一体これからadidasはスタンスミスをどうしたいのか?
その動向が注目されていましたが、22年末、とうとう出してきましたよ!
adidas STAN SMITH LUX HP2201
正真正銘、本革・天然皮革のSTAN SMITH LUX(スタンスミス ラックス)。
本革時代には「スタンスミス RECON(リコン)」と呼ばれていたクラスに相当する、高級版スタンスミスです。
と言うか、スタンスミスRECONですねこれは。
デザインなどもほぼ共通していますし。
高級版と言っても、定価16500円は、サスティナブルレザー化後のスタンスミスの基準モデル14300円からそう離れた価格帯ではありません。
クーポンとか割引使える可能性もありますからね。
そして、本革を使用していることに留まらず、細部にわたってクオリティアップしているのです。
ヒールタブ
ヒールタブ(内部)
シュータン
シュータンの金ピカ(グリーンのみ)は、嫌いな人も結構居るのですが、かつてのRECONに比べると、金ピカ感抑えめなのです。
左 スタンスミスRECON 右 スタンスミスLUX
本革時代最後のスタンスミスとも違うし、かつての高級版RECONともちょっと違う革質。
かつてRECONは、乳白色ぽかったり、通常のスタンスミスとは、ちょっと違う感じを醸し出してしましたが、今回のLUXは真っ白なレザーで、あくまでもスタンスミスらしさを強調。
ファッションアイテムって、値段が上がると、解像度が高くなるんですよね。
それが見た目の差になって表れるわけですが、これはちゃんと差付いています。
スタンスミスLUXは、このグリーンを含めて3色展開。
adidas STAN SMITH LUX HQ6785
コアブラックは、真っ黒なヒールタブに、シュータン及び「STAN SMITH」ロゴがスミ黒風味の落ち着いた箔押しになっています。
ピカピカしていません。
カーボンは、ほぼオールブラックモデルと言って良いでしょう。
adidas STAN SMITH LUX HQ6787
シュータンの金ピカだけ、好みが分かれそうですが、私としては最も「スタンスミスらしい」グリーンを推したいところ。
いやヒールタブのね、内側の革の張り方が、また良いんですよ…。
金ピカ本当、昔に比べると抑えめなんだよ…。
このスタンスミスLUX、グリーンとオールブラックは結構売れてしまっていてですね…。
私も年末注文して余裕でいたのですが、なんと在庫が無いと言われ後日注文がキャンセルに!
年始に慌ててadidasを廻ったのですが、マイサイズが無いお店ばかりで、数店はしごする羽目になってしまいました…。
ここ数年スタンスミスなんていつでも余裕で買えるスニーカーだったわけですが、これはちょっと早めにチェックしておいたほうが良いでしょう。
高級版という位置づけながら、シューレース(靴ひも)だけ普通なので、セルチップ付きのものに変えるとググッと高級感出そうですね。
これは後日やろうかなと。
もはや、本革ってだけではおそらく皆に響かない。
現に2万円超え本革スタンスミスは無風も無風だったので。
でもカラーリングやディテールなどが良ければ、今回のようにちゃんと売れるわけで。
あくまでも今のところ「例外」「今回限り」とするのは正直、もったいない!
元々、食肉をする以上は副産物的に生み出されるのが牛革なので、そもそも全面的に合皮化することが果たして本当にサスティナブルなのか?というのは議論されていたところ。
adidasが全力を出したサスティナブルレザー仕様のスタンスミスも、思ったより悪くなかったものの、やはりスタンスミスは本革で無いと…という人も居るでしょう。
果たして、「おかえり、スタンスミス」となるのか?
今回限りで終わってしまうのか…。
また全面的に本革に戻すわけでなくとも、adidasのこの手のひら返しを、寛大に受け止めようではありませんか。
ただでさえ、adidasは少しずつ憧れを取り戻さなくてはいけない立場ですし。
あとは、抽選とか並び、とにかく手に入らない…
レアスニーカー疲れを感じるスニーカーシーン。
「いずれ完売する出来の良さだけれど、並びや抽選は要らない」
そんなスニーカーをどんどん紹介したいと思っているのです。
このスタンスミス・LUXはまさにそんなスニーカーでしょう。
adidas STAN SMITH LUX HP2201