寒さに打ち勝て!手軽にコートスタイルをダウン並みに暖かくするアイテム、無印良品の「着る毛布」フリースベスト!
最近はセレクトショップオリジナルの中価格帯のダウンジャケットの質が目に見えて向上していたり、無印良品のダウンジャケットもなかなか良いものが出てきたり、ダウンジャケット=高級品といったものでは必ずしも無くなってきましたよね。
とはいえ、今年はコートに投資したから、ダウンジャケットは買えない…とか、そもそもダウンジャケットはどうしてもモコモコ感があって苦手、という人もいるでしょう。
ただやっぱりコートだけじゃ、冷え込んだ日には寒い!
そんな方に寒さに凍える前に見て欲しい、手軽にコートスタイルをダウン並みに暖かくするアイテムを紹介したいと思います。
ダウンジャケット持っていない?それなら無印のフリースベストをオススメしたい!
コートスタイルの防寒性を手軽にパワーアップさせてくれるのが、近年大幅に見る機会を増やした「インナーダウン」。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400502-09
ダウンは、薄手のものであっても、熱を発している身体に密着させると膨らんで空気の断熱層を作ってくれるので、インナーダウンをコートの下に着込めば、どうしてもコートには足りない防寒性を付与してくれるんですね。
しかし…ユニクロもそうですし、無印良品のインナーダウンも、ちょっと見た目的な高級感があるとはお世辞にも言えません。
背に腹は代えられない、と言った感じで着ている人も多いと思います。
また、セレクトショップオリジナルなどの中価格帯で良いものになかなか出会いにくいアイテム。
現状だと値段とクオリティのバランスでナンガ×アーバンリサーチのものが一番良いと思います。
NANGA×URBAN RESEARCH iD INNER DOWN CARDIGAN URBAN RESEARCH
インナーダウンは、ノーカラーのものを選ぶと、様々なアウターに干渉せずマルチに使うことが出来ますよ。
ただ、それでも決定版というほどではないかな…。
ほんと惜しいものがね、無印良品にもあったんですが…。
そんなわけで今年は決定版の無かったリーズナブルな価格帯でのインナーダウン。
まだユニクロUの春夏アイテムに良さげなものが残っていたりしますが…
https://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/UniqloU/men/
ダブルジップで使えそうな予感…。
そんなインナーダウンの代わりに…と言ってはなんですが、無印良品のその名も「着る毛布」、フリースジップアップベストをコートの防寒性アップにオススメしたいと思います。
あたたかファイバー着る毛布ジップアップベストS~M・チャコールグレー
正式な名称は「あたたかファイバー着る毛布ジップアップベスト」。
わかりやすいようにフリースベストと呼びましたが、フリースよりももっと細かい繊維であるマイクロファイバー「あたたかファイバー」が使われています。
より細かいこの繊維は、ベロアのように光の当たり具合によって変化する深みのあるツヤを放ちます。
無印良品が擁するこの「あたたかファイバー」は、様々な製品が作られていますが、保温性と見た目、そしてずっと触っていたくなる抜群の触り心地を実現した機能性素材。
私はスリッパまでコレです。
実はこのベスト、去年も冬の終わりに紹介したアイテムなのですが、今年は新色のチャコールグレーが、かなり良い色味しています。
コレね、暖かいだけではなく、結構見た目的にもカッコいいんです…。
このネックの高さがデザイン的なポイント。
「胸周り」の開いたチェスターコートなどでは、これを埋めてくれる働きもあります。
フリースもダウンと同じく空気の断熱層を作ってくれる働きをしますが、それだけではなくコートの「すき間」を埋めてくれるんですね。
これによって防寒性は大幅にアップ。
また近年のビッグシルエットトレンドによって大型化しているコートですが、見た目的にもインナーの密度を高めることでよりアジャストすることが出来ます。
「着られている感」を軽減することが出来るんですね。
ほぼ同じ形でソデ有りのブルゾンタイプもあるのですが、コートのインナーとして運用することを考えると、着ぶくれを防ぐ意味でもベストタイプの方がベターでしょう。
ソデ無しのベストタイプでも十分コートに防寒性を付与出来ます。
チャコールグレーはどちらかと言うと暗めの色なので、ベージュやライトグレーなどの明るい色のコートに抜群に合うのですが、黒なんかと合わせても意外と明暗が付いて、なじませることの出来る万能なカラー。
光の当たり方や時間帯によって、公式画像のような紫っぽいグレーに見えたり、上の写真のようなグリーンっぽいグレーに見えたりと表情を変える色味。
昼間の明るい時間帯や天然光だと前者、暗い時間帯や蛍光灯だと後者に見えますね。
ベージュもトレンドのボアアイテムっぽくも見える(「羊」感はないですが)良い色味なのですが、メンズでの使い勝手の良さは圧倒的にチャコールグレーかな。
この形の難点としては、ジップアップで首が高いが故にインナーにしたときに見える面積が大きく、アウターによっては合う合わないが出てきてしまうこと。
見える部分が少ないために、合わせるアウターに干渉せず万能に使えるノーカラーのインナーダウンとの違いですね。
同じような高いエリのスタンドカラーのアウターなんかには合いません。
高いエリ同士が重複し、非常に「クドい」襟周りとなってしまう
また、このフリースベストは、ダブルジップではありません。
ダブルジップは上下から開閉出来るジップのことですが、下のジップを少しあげるだけで、ウエストライン(腰位置)が上がったように見せられる効果があります。
それだけではなく、下のジップを上げることによって圧が逃げてくれるので、腰回りがギュッと締め付けられるのを防いでくれます。
レイヤードしたアイテムに変にシワが寄ってしまうことを防げるので、出来ればジップアップタイプのベストには付いていて欲しいのですが…
今回の無印フリースベストは、残念ながらシングルジップとなっています。
そして実はこのジップアップベスト、防寒性を高めるためか腰回りの締め付けが結構キツイ…。
S-M、L-XLの2サイズ展開のアイテムなのですが、最初私は小さい方のS-Mサイズを買ったんですね。
試着の段階ではちょうど良いと思ったのですが、いざ着ようと思うと、ちょっとスソ回りがキツイ。
(ちなみに私はお腹は出てませんよ!笑)
立っているときは良いんですが、座ったりするとかなり締め付けがキツイ。
薄手のカットソーなどはともかく、ニットなどの上に着たときに締め付けがキツ過ぎると互いに変なシワが寄ってしまうんです。
ジップを閉めなければ、問題ないのですが、防寒性を考えるとジップを閉めて着ることが前提になるので…。
こりゃダメだ、と再度店頭に行き、L-XLサイズに買い直すことに。
ダブルジップであれば、小さい方のサイズでも圧が逃がせるのですが…。
これは2サイズ展開のみであることが多い無印良品の別ライン、「ムジラボ」でもありがちなのですが、人によってはS-Mだと小さ過ぎる、L-XLだと大き過ぎる…なんて問題が出てくるでしょう。
コートを脱いでもカッコいいかは…その人次第なところがあるのですが、暖かい室内に入ってコートを脱ぐような場面では、ジップをサッと下ろした方が見た目的には良いかもしれませんね。
ダブルジップではないことと、サイズが2サイズしかないという、本当にこの2点だけ不満なのですが、リーズナブルにコートに防寒性を与えることが出来て、なおかつそこそこ見た目も良いこのアイテム。
そして何より肌触りが…凄まじく気持ちいいとあって、カラーとサイズが選べるうちに見て欲しいアイテムですね。
noteにて定期購読マガジン好評配信中です!
その月に配信される有料記事はもちろん、過去の定期購読マガジン限定記事など豊富なコンテンツをお楽しみ頂けます。
コチラも是非よろしくお願いいたします。