無印良品のMUJI Labo(ムジラボ)、今年は「ユニセックス」「リバーシブル」を強く押しだコレクションに…。今年も健在なシャツとパンツ。相変わらず実験的要素も強いラインナップの中で本当に使えるアイテムはあるのか…?
今年も発表から即第一弾を発売と電撃的にスタートを切った無印良品のムジラボ2019春夏。
今回の2019SSシーズンは
1月 コート
2月 スウェット
3月 シャツ
4月 Tシャツ
5月 シャツ
6月機能性素材
と、各月にそれぞれ必要となるであろうアイテムを順次リリースしていくという形に。
元々リニューアルされたムジラボのコンセプトが、半年掛けてワードローブを完成させていく、というものでしたから、今回はそれを徹底したようなところがあります。
もっとも、第一弾はアウター類に留まらず、上記のカテゴリーに入り切らない通年アイテムや小物が一斉にリリースされています。
おそらく第一弾が最も量的に充実したラインナップになっているでしょう。
それでは早速見ていきます。
ムジラボ2019SSは、「ユニセックス」と「リバーシブル」がキワードに
今回のコレクションを貫くキーワードはズバリ「ユニセックス」、「リバーシブル」。
コレクションに対してテーマやキワードを徹底するデザイナーと、雰囲気だけ、というデザイナーとがいますが、今回のムジラボにおいてはかなり徹底されています。
まず、ほぼすべてのアイテムが男女兼用になっています。
昨年のムジラボの仕様を知らない方のために説明しておくと、昨年からムジラボは多くのアイテムが、通常の無印良品のようなS、M、L、XL…など細かく刻んでいくサイズ展開ではなく、多くのアイテムがS-MサイズとL-XLサイズの2サイズのみの展開など、割と大雑把なサイズ展開となっているのです。
(このS-Mサイズ、L-XLの2サイズ展開は最近の無印良品通常ラインでも採用されつつあります。)
S-MサイズとL-XLサイズの従来のメンズ2サイズ展開に、新たにXXS-XSサイズというレディースサイズが追加されたアイテムが多くなりました。
ボタン、スナップボタンのアイテムも、メンズに準じているので、メンズがレディースサイズを着ることも一応出来るでしょうが、現在のビッグシルエット、ゆとり感のあるサイズを求めるトレンド下では、あえてレディースサイズを買う必要は全く無いとは思います。
リバーシブルについても、昨年のムジラボは意欲的でしたよね。
今回も全てのアイテムではないですが、「そんなものまで?」というくらい、リバーシブル仕様になっています。
この「ユニセックス」、「リバーシブル」というテーマに対する評価は最後にとっておくとして、具体的にアイテムを見ていきましょう。
アウター類
ジャパンファブリックデニムノーカラージャケット
やや厚手のデニム生地を使用したノーカラーのジャケット。
今回ユニセックスを全体のテーマにしているムジラボですが、これは可愛らしさがかなり前面に出てしまっているアイテムです。
スソもリブでギュッと絞られていて、可愛らしい感じに。
今回のムジラボ、良い値段しますし、その分物が良いのも間違いないんですが、どうにもテイストや雰囲気が狭く、入って行きづらい…。
同生地のノーカラーコートもそうなのですが、色落ち無しやカバーオールみたいな形で作ってくれると、メンズも取り入れやすいと思うのですが…。
ジャパンファブリックデニムノーカラーコート
前述ノーカラージャケットと同生地で、こちらはミドル〜ロング丈のデニムノーカラーコート。
こちらはリブもボタンも無く、ノーカラージャケットと比べると可愛らしさを抑えられたアイテムに。
トレンチやステンカラーコートのように肩肘はらず、春にサラっと羽織って散歩する、みたいなアイテム。
ただこれもノーカラージャケットほどではないですがイメージが固定化されてしまうかな…。
万人向けでは決して無いですよね。
より簡略化されているように見えて、脇下のシームに合わせてスラッシュポケットも仕込まれていて、抑えるところは抑えられていますね。
生地の厚みや、作り的にもこれが今回唯一「コート」と呼べるアイテムかな。
昨年の同じようなアイテムと比べると取り入れやすくなっているだけに、エリ付きのバージョンも出して欲しかったですね。
撥水リバーシブルノーカラージャケット
ここからの4アイテムはすべて同じ生地での型違いになります。
これもまあ「悪くは無いけれど…」という今回のムジラボアウターに共通するような感想を抱かざるをえないアイテム。
ビッグシルエットなどではなく、極めてシンプルに作ったアイテムなのですが、それゆえに特徴も無く…。
まだカットソー一枚では寒い、みたいな微妙な気温のときに着るには便利そうですよね。
撥水なので、梅雨時期なんかにも良さそう。
アウターの中に着込むような着方も出来ますが、ただどうにも決め手に欠ける印象です。
良く言うと極めてシンプル、悪くいうと無味無臭過ぎるというか。
これを買うなら、ボトムスで何らかのインパクトが欲しいところですね。
例えばこれが7000円くらいだったら話は別ですが、しっかり定価15000円しますからね。
この素材と雰囲気でマウンテンパーカーとかアノラックパーカーとか作ってくれると面白かったのになあ。
また今回のこの撥水ポリエステル生地は、ネイビーに関しては型によってはかなり女性っぽくなってしまう明るさ・色味のネイビーです。
特にリバーシブルの片面がそういう色味になっています。
そして黒に関してはリバーシブルの両面ともにほとんど差が無い…。
一方がややツヤなしで、一方がややツヤあり?くらいの微妙な差になっています。
これなんでリバーシブルにしたんだ?というくらい本当に差がない。
リバーシブルって、どちらかしか着なくなる、というのが定説ですが、これの黒に関しては両方着ると思いますね。
何故なら自分でもどちらを着たか分からなくなるから…。
一応、一面は真っ黒、もう一面はすこーしだけチャコールがかった黒、と違いはあるのですが…。
もしかして裏返すと、ボタン位置も逆になるのか?と思ったのですが、なりません。
これは昨シーズンのマイクロファイバーカーディガンなんかと一緒ですね。
ただリバーシブル仕様のため、デカデカとプリントされた「S-M」とか「L-XL」みたいな、脱いでハンガーに掛けたときにちょっと恥ずかしくなるムジラボ特有のあの表記はありません。
撥水リバーシブルブルゾン
今回アウター類で最も良かったのがコレです。
シンプルなショート丈ブルゾン。
今更MA-1型にしなかったのをまず評価したい笑
ハンガーに掛かっている状態ではノッペリとしていますが、着てみると袖のリブでアームに溜まりが出来て、立体的になります。
中に着るインナーや、パンツ次第でいかようにも料理出来そうな余白の大きさがありますね。
逆に言うと、何らかの補強ポイントが無いとシンプルになり過ぎてしまうおそれもありますが…。
ノーカラージャケットよりは、こちらの方が単体でサマになりやすいかと思います。
またリブが締め付けが強すぎず非常に気持ち良いんです。
今からブランドもので4万とか5万とか出して買う気にはどうにもなれないこういったブルゾンですが、この値段ならアリでしょう。
小さい方のサイズだとちょっと着丈が短いので、インナーと着丈差を出しやすいし、大きい方のサイズでゆったりと着る、というのも良いと思います。
その方が今っぽくはなりますね。
小さいサイズもタイト過ぎる感じはしません。
ジップは裏返すと当然逆になります。
撥水リバーシブルノーカラーコート
私は男ですから、どうしても男性目線で、「レディースデザインに引きずられている」アイテムには敏感になってしまいます。
このアイテムなんかもまさにレディースアイテムそのものに見えますよね。
特にネイビーは…。
ただ普通レディースでもこういうアイテムには肉感をもたせると思うのですが、このアイテムはまさに薄い布を1枚羽織っているだけ、みたいなコートになっています。
「雨合羽」的なアイテムにもならないし、うーん…。
撥水リバーシブルフード付きコート
こちらはフードが付いたバージョンで、着丈などは同じです。
同じ布をまとっているようなコートでも、フードが付いただけでしっかりメンズが着れるアイテムになっています。
言ってみればペラペラコートなのですが、それだけにかなり季節が進んでも着れそう。
フードが立つとかではないですし、シルエットがめちゃくちゃ良いわけではないので、着る側の雰囲気は求められますが、梅雨時にサッと羽織るとかなりカッコ良さそうな超ライトなアウターですね。
実際これを外国人の方が試着しているのを見たんですが、めちゃくちゃカッコ良かったです。
「雨合羽」にもなりつつ、アークテリクスのようないわゆる「テック系」にはない色気もあるコートかなと。
ノーカラーコートもそうですが、これも脇下のシームに沿ってスラッシュポケットが付いています。
セーター・カーディガン類
ミラノリブクルーネックロングセーター
これも以前出ていたアイテムの焼き直しですが、かなり丈が長く着方が限定されてしまうニットですね。
何故か肝心のサイズ詳細がオンラインにまだありませんが、おそらく80cmは軽く超えているはず?
あとムジラボのミラノリブはポリエステル100%であんまり質感が良くないんですよ。
別にポリエステルだからって全部が全部悪いわけではないのですが、かと言ってこの値段なりの良さはあまり感じられない…。
ユニクロのミラノリブが結構良いだけに、ちょっとこの値段では評価出来ないかな…。
シャツ類
ジャパンファブリックインディゴカーディガン
出ました、ムジラボのキラー素材「ジャパンファブリックインディゴ」のシャツ。
これを使ったシャツは、昨年のベストコスパアイテムでしたね。
今回は2型出ています。
どちらも昨年からの変更点として、ワイドな身幅に加えて肩が落ちたドロップショルダータイプになっています。
まずはカーディガンタイプ。
気楽に羽織れるように、袖口のカフスはボタンではなく筒状になっています。
前を留めるボタンも無くて、ほのかに「和」のテイストも感じられるアイテム。
「和」のテイストは、ムジラボもトライしていますが、「作務衣(さむえ)」などあからさまなアイテムは正直滑ってましたから、このくらいの方が良いですね。
ポケットそこ?など言いたいこともありますが、羽織ると結構サマになる、着丈と身幅のバランスが良いアイテムです。
コートにレイヤードしても、良い見え方してくれますね。
ただやっぱり、昨年のシンプルなシャツの形のように万人に勧められるカタチではありませんが…。
ジャパンファブリックインディゴスタンドカラーシャツ
こちらは「スタンドカラー」とはなっていますが、そんな高さもないですし、ヘンリーネックと考えて良いと思います。
こちらもシルエットは着丈に対してかなり身幅を取ったワイドシャツ。
こちらはよりディテールを削ぎ落としてシンプルですが、コートにレイヤードすると非常に味のある首元を作れます。
エリがないので、コートのエリと干渉することもありません。
※ただしデニム素材故、汗・擦れ・雨などで色落ちして他の服に色移りする可能性があるので、その点は注意が必要です。
特に雨・大汗などは危険度大ですね。
この下に入れるカットソーによってもさらに色々遊べそうなアイテム。
昨春のタイプには及びませんが、なかなかオススメです。
ただ、これ大きい方のサイズを選ぶとちょっとシャープ感が無くなるので、無理に大きいサイズを選ばなくても良いかも。
またこのアイテムは、昨年秋に出た「ジャパンファブリックインディゴプルオーバーシャツ」とプルオーバーという点でよく似ていますが、シルエットやサイズ感に関してはほぼ同じものとなっています。
違うのは首元のディテールだけ。
新型のスタンドカラーの方がデザイン的にもさっぱりしているのと、より首元の高さというか、詰まり感が出せるかな、という程度。
ほぼ同じような着こなしになると思うので、こちらを持っている人は新たに買う必要はないでしょう。
どんなカタチでもある程度サマになってしまうのはこの生地の良さなんでしょうね。
オーソドックスなタイプのシャツがこのあと追加で出るか?と言うと、今までの傾向的
にはちょっと期待出来ないのかなあとは思います。
ムジラボは、同じ素材のアイテムは同時に出ることが多いですからね…。
色はやはり、どちらのタイプもまずはダークインディゴの方をオススメします。
洗濯を繰り返すうちに色は落ちてきますが、このツヤ感は失われにくいです。
パンツ類
ジャパンファブリックデニムストレッチワイドパンツ
ジャパンファブリックデニムストレッチテーパードパンツ
この2つのデニムアイテムなのですが、太さが異なるだけで、生地や加工、それからウエストや丈もほぼ同じです。
ワイドタイプと細身テーパードタイプの2種類と言っていいでしょう。
両者のサイズ面での違いは、例えばサイズ30だと、ワイドタイプタイプの方が「わたり」、太ももの付け根くらいでは3cm太いのです。
これが、スソまで行くと2cm差になっている、と言った感じですね。
スソからカーブを描くように、ふとももにかけてワイドタイプの方が太くなっています。
ピッタリ重ねあわせると、それがよく見て取れますし、サイズ表を見ても概ねそんな理解でOKでしょう。
これらは色ごとにタイプ・サイズを変えると面白いんじゃないかな?と思います。
ダークネイビーは、ほぼ色落ち無しの濃インディゴですが、ワイドタイプをサイズアップして履くと非常に今っぽいです。
ブラックは逆に細身であるテーパードタイプのサイズを落として、準スキニーデニム的な穿き方をしても面白いかなと。
「あえて今買う価値のあるスキニーデニム」って本当に難しくて、需要はありつつ探してみるとなかなか見つからない難しいテーマなのですが、このジャパンファブリックデニムストレッチテーパードパンツをサイズを落として行くと、結構良い感じになりますね。
腰回りも窮屈になりづらく、ストレッチが効きまくっている柔らかい生地でも無いので、脚の形をそこまで拾いません。
ちょうど良い塩梅のスキニー、を作れるかも。
ただし、脚が長い人だと丈が足りませんけどね。
無印良品通常ラインよりもデニムの質が非常に高いので(触ってみると全然質感が違うのがわかると思います)、こういう楽しみ方をしてみてほしいですね。
難しいのはブルー、色落ちの効いたインディゴの方なんですが、こっちは色落ちがちょっと昔っぽい…。
太めで穿いても、ジャストで穿いても、綺麗なシルエットで正統派のデニムっぽい仕上がりなのですが、それだけになんかこう一昔前の色落ちデニムのスタイル、という感じがしてしまうんですよね。
今はディーゼルみたいな、メリハリのある色落ちよりも、色落ちしてしているにしてももう少しベタッと色落ちしてナチュラルな雰囲気になるものが求められているので。
綿混ワイドクロップドパンツ
昨年も展開されていたアイテムで、昨年同様良い出来です。
特に新色のグレーをチェックしておきたいですね。
私が知る限りこの春、こういう淡いグレーのワイドパンツをやるところってあんまり無いと思います。
単体で見るとすごく良いのですが、なかなかここまで淡いグレーだと上に何を合わせるか?が悩みどころではありますね。
黒だと明暗差がキツ過ぎる感じもしますし、チャコールグレーのトップスとかあればグレーのグラデーションになって良いんですが、なかなか無いでしょうし。
より合わせやすい、ベージュの方が使いやすいかもしれないですね。
やや薄手のクタッとした良い生地ですね。
色合いも薄過ぎず濃過ぎず。
実はムジラボ、大幅にリニューアルされた2017年からワイドパンツが良いんですよね。
生地が薄いんですが、それが従来のチノパン的なゴワゴワ、クシャクシャっとしたシルエットを作らずに綺麗なワイドシルエットを作ってくれます。
シルエットもやり過ぎていないですし。
良いワイドパンツはね、大概高いんですよ…。
これは一万円以下のリーズナブルなワイドパンツではかなり良い出来なので、是非チェックしてほしいですね。
ただ今年は後述するユニクロUのワイドパンツに比べるとちょっとコスパで負けているかもしれません…。
サイズはウエストがベルトでうまく留められる程度にアップしても良いでしょう。
(実はMとLなんかはウエスト中心に腰周りのサイジングが異なるだけっぽいんですが…。)
パンツは良いものが数本あれば、少数精鋭位で全く構わないカテゴリーですから、無印良品通常ラインよりはちょっと高いですが、まずムジラボでチェックして欲しいですね。
今回は正直「これは絶対に見て欲しい!」と言うような、特A評価のアイテムって無いですから、まずはパンツを見てもらうのが良いかなと思いますね。
※後述するユニクロUもパンツが良いので、両方チェックすると良いでしょう。
雑貨類
ヌメ革リバーシブルベルト
リバーシブルでどちら側も使えるベルト。
これはかなり斬新。
しかも金具も革質もそこそこの出来。
そして男女兼用だけあって、ベルト穴の多さが半端ない!
私はおそらく男性だとやや細めのウエストだと思うのですが、ちょっとキツめにあわせてもまだまだ穴がある!という、これはおそらくどれだけウエストが細い男性でも対応出来るはずです。
なんせ女性でも使える設定ですからね。
ただ、そうなるとベルトの先がめちゃくちゃ余るのですよ。
そしてそれが上手い具合に垂れ下がる(いわゆる「垂らし」ベルト)、みたいな作りでも無いんですね。
となるとずいぶん先のベルトループまで先を通さないといけないので、これは結構着脱時不便だと思いますね。
昨秋のリバーシブルニットにしても「そのリバーシブル!?」みたいなアイデアを出してきますよね。
ユニクロU2019SSとの比較
ムジラボ第一弾に遅れて先日発売されたユニクロU2019SS。
こちらもパンツがかなり良い出来…。
詳細は後日にしますが、特にワイドパンツカテゴリーでムジラボのワイドクロップドパンツと競合するであろうアイテムがあります。
もちろんディテールやタイプなどが違いますし、シルエットも異なるのですが、こと「コスパ」という意味ではちょっと今回は負けてしまっているかも…。
どちらもパンツが良いので、是非履き比べてみると良いでしょう。
チノやデニムなど、なかなか今高額なアイテムは買いにくいようなカテゴリーのもので、リーズナブルな一本が見つかると、この春夏のワードローブの幅が広がると思います。
流石に両者で何本も何本も買う必要はないですけどね。
そもそもムジラボとユニクロUでは価格帯が異なるとはいえ、「ジャパンファブリックインディゴ」生地のシャツ類などはより少し上の価格帯の服と混ぜても違和感がないと言えると思います。
ユニセックスとリバーシブルというテーマの裏にあるものは悪くはないが…
「ユニセックス」と「リバーシブル」いうテーマを強く押し出してきた今回。
メンズアイテムでも、女性が着たくなるような可愛らしさをもったアイテムというのはあって、それはわざわざユニセックスというテーマを設けなくても良いのでは?と思ってしまいますね。
ユニクロUでもムジラボでも、メンズアイテムの小さいサイズを女性が買い求める、というのは普通にあることですから。
(逆はほとんど無いですが…)
あとは「リバーシブル」に関しては、今回はほとんど意味がないと言うか、「滑っている」という印象を受けました。
面白い、なんで無かったのだろう?これから実用化される可能性あるのでは?と思えるのはベルトくらいですかね。
(そのベルトにしても実験的な要素が強い気がします。)
今回のテーマ設定の背景には、おそらくは「少ない服資源を老若男女みんなで共有していく」、みたいなことがあると思うのですが(更に言うと生産サイドのより進んだ合理化志向、というかこっちが本音でしょう…)、結局1つ1つの服を見ると用途が限られてしまっていたり、使いにくいような気がしました。
ほんとうの意味でユーティリティなアイテムは第一弾に果たしてどれだけあったかな?と。
ラボは「実験」だから、と言ってしまうとそうなんですが、ちょっと両テーマとも、僕らが未来の無印良品に求める姿とはちょっと違っているのではないかな?という気がします。
もうちょっと「シンプル」に立ち戻っても良いんじゃないかな?と。
そういう意味では、インディゴシャツとか、ワイドパンツとか、ムジラボの既存のアイテムの方が、女の子から見た「それ良いね、私も着たい」となるという意味でよっぽどユニセックス、男女兼用というテーマに適っているような気がしますね。
第二弾以降にはそれがありそう…。
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