白いTシャツ・カットソーを白く保つコツはただ一つ、着用後汗を根こそぎ落とし切ること。シミ予防に直塗りと漬け置きで汚れを落としきる!Tシャツを洗濯する上でやっちゃいけないことって?
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プリントTシャツ文化が衰退し、一気にメンズの夏のメインスタイルとなった無地Tシャツ。
しかし無地故に、少しでも汚れがあればとても目立ちます…。
特に白Tシャツは、清潔感が命。
しかし…夏場一日着たTシャツには、大量の汗が染み込んでいます。
着用したその日に完全に汗シミと化すことは少ないかもしれませんが、これを落としきらないと後日シミが顕在化、定着化するおそれが高いのです。
「んなこた分かってるよ、洗えばいいんだろ?すぐ洗えば?」と思われたかもしれませんが、それは皆やっていること。
それでもシミが出来てしまうのは、汗汚れを落としきれていないからです。
最近はハイパワーを謳う高機能洗剤が続々と市販されていますが
これらははっきり言って「出来てしまった(時間が経って表面化した)シミ」に必ず効く、というものではありません。
CMでは、とてつもない洗浄能力を謳うこれらの洗剤ですが、大抵「その場で汚したシミ」ですよね。
まだシミとも言えない、汚れレベルと言っていいかもしれない。
嵐 二宮和也 CM ナノックス ニノに汚れからの挑戦状 きぐるみの中のTシャツ編
汚れは落とすけど、時間が経過してシミ化したものまで落とします、とは言ってないんですよ。
でも逆を言えば、比較的最近付いてしまった汚れは、高い割合で落としきれる、ということではないでしょうか。
汗シミが出来やすいところには直塗り&つけ置き!で徹底洗浄!
しかし、いかに高機能洗剤といえど、そのまま水に均一に溶かして、Tシャツを洗えば汗が全て落ちきるのか?というと不安なところです。
落としきれることもあるだろうけど、落としきれないこともある。
そんな不確実性を払拭したいところ。
後日シミになっていた場合、ショックどころではないので、先手を打っておきましょう。
確実性を高めるテクニックが「直塗り」です。
Tシャツでシミが出来やすいところは次の2箇所。
まずはネックバインダー部分(赤で囲んだところ)ですね。
これの裏側(身体側)です。
身体と密着することで汗シミ、また皮脂汚れを一手に引き受けてしまうネックバインダー。
裏側だから気付きにくい。
ここから攻略していきます。
私ナル男がここのところ使用しているのはライオンのスーパーナノックス。
旧ナノックスが持っていたいくつかの欠点を修正した最新型洗剤です。
(しかも洋服の生地に優しい「中性」洗剤というところもオススメポイント。)
私は本当によく使うので超特大の詰め替え用を買って、しかも使いきっています笑
使いきりました…笑
ちなみに今日紹介する「ワザ」は、容量も計測出来るキャップが無いと厳しいので、いきなり詰め替え用は買わず、最初は計測キャップも付いた通常版を買って下さい。
(スーパーナノックスでなくても応用できる話ではあると思います。)
さきほどから述べている通り、定着しシミ化してしまったものはともかく、まだ付いたばかりの「汚れ」レベルであれば、かなり落とせる!という実感を持っています。
先日、Tシャツにファンデーションが大量に付いてしまう事件が起こったのですが、こういう場合ググると「ファンデーションはベンジンで落とせ」とか書いてあるわけですよ。
ベンジンってほぼガソリンですよ…。
そんなん持ってないし、持っていても出来ないって人も多いと思います。
落ちるかなあ?と半信半疑でスーパーナノックスで直塗り&漬け置きしてみたんですが、見事に落ちましたからね。
「付いたばかりの汚れ」なら、スーパーナノックスには信頼が置けます。
必ずキャップに容量を取って「直塗り」してください。
いきます。
こんな感じ。
慣れないと少ない量で的確にネックバインダーに塗ることは難しいかも?
洗濯機の上でやると、こぼれた洗剤もそのまま使えます。
ちょっと手で伸ばしてやるとネックバインダーにまんべんなくいきわたります。
ややめんどくさいこの作業が、汚れの落とし漏れと後日のシミ化を防ぐのです。
この青、取れるのか?と思われるかもしれませんが、スーパーの付かない旧ナノックスだと洗濯後も残ってしまうなんてことが多々ありましたが、スーパーナノックスではそこまで量を使わず&すすぎをしっかりすればほぼ残ることはありません。
(私はありませんが、万が一残ってしまった場合は、すすぎからやり直して下さい。洗剤を落とすのに洗剤は必要ありません。)
さて、次にTシャツのシミが出来やすい場所2強の一角、わきの下です。
着用後は、まだ綺麗ですけどね、こいつが吸ってる汗の量は半端じゃ無いぜ…
ここの汚れを落としきれないと、ちゃんと洗濯していても徐々に徐々に色がくすんでいくんですよ。
しかし、ここにスーパーナノックスを直塗りしようにも、バインダーと違って範囲が広過ぎるし、とてつもない洗剤量を使ってしまうことになります。
そうなると今度はすすぎが大変…。
洗剤もまた衣類に残ると、いいことはありません。
そこで水で薄めます。
キャップに洗剤を取って水で2~3倍に薄めます。
それをわきの下全体に広げるんです。
こんな感じで、ちょうど「汗が広がる範囲に、洗剤を重ねる」イメージで広げると良いですね。
このネックバインダーと、わきの下の処理が終わったら、あとはネットに入れて洗濯機に入れます。
水をある程度溜めて、念には念を入れて10分ほど「浸け置き」します。
ネックバインダーとわきの下の処理で洗剤は十分に使っているので、追加投入は必要なし。むしろ慣れないと使いすぎていると思うので、心配な時はすすぎは十分に、二回行って下さい。
スーパーナノックスはすすぎは一回で良いと書いてありますが、それは容量通り使った場合でしょうし。
衣類に洗剤を残すのは汚れを残すのと一緒です。
ちなみにこのスーパーナノックスで汚れに直塗り&漬け置き、というのは私は以前からやっているんですが、こないだテレビを見ていると、ライオンの方が「シャツのエリ汚れを落とす方法」としてスーパーナノックスを直塗り、漬け置きを提案していたので、ああやっぱり合ってるんだと思い、記事にすることにしました。
ワキに塗る場合は、範囲が広くなるので、薄めて、というちょっとした応用が必要なんですけどね。
この方法でも100%汚れを落としきれる、というわけではないでしょうが、普通にやるよりは、より落とせる確度は高まっていると思います。
汚れを落としきるチャンスというのは、着用した後、次に洗濯するその一回かなと。
次の次の洗濯で落とせる、ということはあまり無いと思っていて、着用後の1回めの洗濯が重要だと思っています。
(ちなみに、汗の成分は人によって様々です。食事、体質、生活習慣…。
ワキガ体質などの場合は、より強い汚れ落とし処理が必要になることもあるでしょう。)
シミを発見してしまった時…
後日Tシャツに汗シミを発見した場合、大急ぎで落としに掛かると思いますが
時すでに遅し…ということが多いのです。
確かに顕在化、定着化した汗シミも、落とすことは可能。
ぐぐれば出てきますが、酵素系のパワーのある洗剤を使って落とすことになります。
また「◯◯と☓☓を混ぜて塗る」とか、色々出てきますね。
しかし、どんな方法でも、出来てしまい定着したシミに試みたとして完全に落ちるか?というとナル男の経験則上、良くて五分五分くらい。
完全に落としきる、となった場合もっと低いかも?
マシにはなるかもしれませんが、顕在化した汗シミを落とすのは難易度の高い作業になります。
クリーニング店に言わせると個人がホームケアでもがけばもがくほど、その汗シミは落としづらいものになるそうです。
(特にアイロンなどの「熱」で、シミはより強固に定着化します。)
落とすだけでも大変ですが、生地を傷めずに、となるとさらに難易度は上がります。
個人的には、もし汗を洗い落とせず汗シミが顕在化してしまった場合、一回だけ酵素系のしみ抜きを試してみる。
それでダメなら潔くプロ(しみ抜きが得意です!と宣伝しているクリーニング店)に委ねる、というのが良いと思いますね。
(もちろん最初からプロに委ねるのが一番ですが)
しみ抜きは、プロに任せると結構高額(最低でも一箇所500円~)です。
しかも落とせる保証も、ほとんどの場合してもらえません。
だから汗シミは作らないのが一番です。
Tシャツを着用したら、出来ればその日のうちに(遅くとも次の日までには)、洗濯を行いましょう。
その日のうちに落とせば、何とかなります。
逆に時間が経てば経つほど、厳しいと思って下さい。
オマケ これ何のシミだ?にスーパーナノックスで挑戦
つい最近買ったばかりの白Tを着用したら、謎のシミが付いてました。
ほんとに何だか分からない。
新品で、買ったばかりの時はたしか付いていなかったはず。
着用して3時間後くらいに気付いたので、その間に何かしたか?と言っても
食事もしていないし、上にシャツも着ていたんで、汚れるきっかけなんて無かったと思うんだけどなあ…。
ほんと何の汚れ・シミだかわからない。
こうなるともうブルーですよ。
結構目立つ大きさ・箇所のシミだし 、これ落とせるか五分五分って経験則上わかってますから。
でも、そんなに日数・時間の経っているものではないとわかっているんで、まだ定着していない「汚れ」レベルだと信じて、帰ってからすぐにスーパーナノックスを直塗り、漬け置き…。
結果…
落ちてた~!
光を通しても、どこにシミあったのかわからないレベル。
実際どこにあったのかわかりません。
こんな感じで、まだ定着していないシミならスーパーナノックスでいけますね。
いやはやしかし、シミは心臓に悪いよ、本当に…。
作らないように予防していくのが一番ですね。
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Tシャツの洗濯で、やってはいけないこと3つ!
では、最後に洗濯で失敗したことも多い私ナル男が紹介する、「Tシャツの洗濯でやってはいけないこと」を紹介していきましょう。
木のハンガーで干す
これは「絶対にやってはいけないこと」ですね。
それなりに高級感があって、しかも吸湿性や防臭効果に優れる木製ハンガー。
スーツなどには特に相性ぴったりのハンガーです。
しかしこれは洗濯に使っては絶対にいけないのです。
茶色のものにしても、ナチュラルのものにしても、濡れたTシャツを干すと色が移ってしまうんです!
ナル男も洗濯の時にどうしてもハンガーが足りなくなって、木製ハンガーを使ってしまったんですが、肩部分にハンガーの形で色がガッツリ移っていて、泣きそうになりました。
Tシャツは必ずプラスチック製の、しっかりと肉厚のハンガーで干しましょう。
木製ハンガーほどではないですが、針金ハンガーなど「薄いもの」もTシャツの方にガッツリと「ハンガー跡」を残します。
これをそのまま着てしまうとぴょこっと肩から飛び出したハンガー跡がとても滑稽なので。
しかしこれが100円均一などでは売ってないんですよね。
やっぱり分厚いハンガーというのは作るのにコストが掛かりますからね。
僕は無印のハンガーを使ってますよ。
一人暮らしを開始した時、無印で大量に買いましたね。
ハンガーもコメントでリクエストありますし、どこかのタイミングで特集したいですね。
※その後マワハンガーについてレビューしました。
ネットに入れない
Tシャツは、必ずネットに入れて下さい。
「たかがTシャツの洗濯でそこまでしたくない」
とか男はすぐ言い出す!
ネットに入れるだけだぞ!?と私は声を大にして言いたい。
洗濯機の中でどれだけTシャツ・カットソーが他の衣類と絡まっているか…。
絡まったらどうなるか?伸びるんです。
お気に入りのTシャツ・カットソーをダルンダルンにしたくなかったら必ずネットに入れて下さいね。
ほんと、入れるだけですから。
100円均一にの物で十分ですがその際も「ファスナーにカバーが付いているか?」はチェックして下さい。
ファスナーを露出させてしまうと、他の洗濯物を痛める可能性があるし(洗濯機の高速回転は侮れません)、何よりせっかくネットに入れたのに、ファスナーが開いてしまって洗濯中にネットから中の衣類が飛び出る可能性があるんですね。
かならずカバーに隠れるようにファスナーをきっちり最後まで閉じて洗濯機に投入して下さい。
あまり脱水をし過ぎない
最後に、これはやってはいけないこと、ってわけでもないんですが、「脱水」はあまりしないでください。
シワっシワのTシャツ着ている人いますが、あれはほぼ脱水のし過ぎです。
洗濯は主に「洗い」→「すすぎ」→「脱水」の行程を踏みますが、脱水なんてあまりしなくていいんですよ。
確かに脱水をよくすると、干した後乾くまでの時間は短くなりますが、ビショビショの方が、乾いた時のシワは確実に少なくなります。
その後アイロンを掛けるにしても、かけやすくなりますよ。
脱水し過ぎると生地も痛めますしね。
脱水は、デフォルトだと2分とか設定されている洗濯機が多いんですが、それは長過ぎます。
私は最高でも40秒程度。
お気に入りのTシャツとかだと10秒です。
洗濯機に秒数設定が無くても、すすぎまで自動で行って、脱水段階だけ洗濯機の前にいて、自分で止めればいいんです。
脱水始まったら、すぐ止めるイメージ。
当然ビショビショですが…
乾くとほとんどシワがなく、Tシャツであればノーアイロンでそのまま着ていくことが出来ます。
これはクリーニング店の人も勧めています。
(余談ですがナル男の親戚にはクリーニング店をやっていた方がいて、小さいころ色々教えていただきました。)
コンクリート製のベランダとかであれば、たとえ水がしたたってしまっても問題ないですし。
夜お風呂に入った後に洗濯して、お風呂場に掛けておいてビチョビチョの状態から水滴が滴らない程度に水を切り、朝干しても良いと思います。
Tシャツがシワっシワになるのを防げるので是非やってみてください。
スーパーナノックスなどの高機能洗剤を使えば、生乾きの匂いなどもしません。
その代わり、後もつきやすく、伸びやすくなるので、針金ハンガーは絶対にNGです。
プラスチック製の厚手のハンガーで干しましょう。
洋服を買う、だけでなく、ケアまで出来て初めてお洒落になれるものだと思うので、ケア方法もどんどん特集していきたいですね。
最近は外出先で付いたシミをその場で落とす!なんていう携帯型の機器が色々登場しているので、それもいずれは買ってみたいとは思っています。
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